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ホールダウンアンカーの埋め込み長さ その1

先日基礎屋さんから電話があり、
「35kNのアンカーはどれだけ埋めたらいい?」
これは、諸説色々あるようですが、栗山百造のサイトでは
アンカーボルトの必要埋込み長さの計算式

アンカーボルトの付着応力度 (F)
アンカーボルトに働く引抜き力 (V)
コンクリートの短期許容付着応力度=14Kgf/cm²
アンカーボルトの付着応力度は14Kgf/cm²を越えてはならない。
F=V/(φ・L・π)≦14Kgf/cm²
〈例〉
2500Kgfのホールダウンに必要な16φのアンカー埋込み長さを求めると
F=2500/(1.6cm×L×3.14)≦14Kgf/cm²
L=2500/(1.6cm×14×3.14)で求められる。
L=35.5436cmとなるので2.5t用のホールダウンに必要な16φアンカーボルトは360mmの埋込み長さが必要となる。
16φの場合は(1.6×14×3.14)=70.336の固定値なので
L=(V)/70.336で容易に必要埋込み長さを求める事が出来る。
引用元:http://shop.hyakuzo.co.jp/seihin/z/m16_1.htm
と、なっていることから、この計算式の場合なら3500N/70.336=約49.8cmと、なります。
また、別のデータでは524mm以上埋めなさいとの記述もあります。
しかし、いずれにしても捨てコンを打ってから立ち上がりの布基礎に500mm前後埋められるところは少ないでしょう。
また500mmも埋めると上に基礎パッキンが20mm+土台が105mm+筋交いが絡んで+約200mm+ホールダウンのナット位置まで+約100mm+ナットしろ+約20mm
以上で450mmほど出しますので全長1mのアンカーボルトが必要になります。(くるピタを使えば700mmで間に合います)
そのために一つの柱に二つのホールダウンを付ければOKなんですが、これもさらに施工が面倒になります。
そのため今回はこちらのアンカーボルトを使うことになりました。
http://www.tanakanet.jp/contents/product/ancorbolto/an92ct.html
続きは明日。
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