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餅は餅屋

昨日は、先日ボヤを出してしまった2x4の工場から火事のため、試運転をおろそかにしてしまった合わせまぐさ打ち機が

また、釘が出ないと呼ばれ、現地に行きました。
前回悪い部品は、ピストンOリング以外見つかりませんでしたので、
先にカンペ頂こうと、先日MAXを定年して、独立した2x4フレーミングマシン専門のKさんに電話するが応答がない。
(今回の機械を設計及び納品したのもKさんですが、三重県の方ではございません。)
仕方なく、MAX名古屋の釘打機修理スペシャリストに電話。
「合わせまぐさ打ち機に組み込まれているKN901(釘打機)のリターン不良なんですが、前回ピストンOリングを替えたけど、また戻らないんですが、何か考えられることはありますか?」
するとベテラン修理マンのTさんが、
「合わせまぐさ打ち機は分かりませんが、釘打機の不良なら考えられることは、1:シリンダの逆止弁、2:ヘッドバルブの動作不良、3:トリガのパイロットバルブ、この3点をチェックしてください。」
「ありがとうございました。」
カンペ頂き、早速本体をバラしますが、この機械は特別仕様のためパイロットバルブは存在しません。
ピストンを抜くとなぜかシリンダ内に謎の粘土状の黒いものが付着?
良く見るとボディ内側に同様の粘土状のものがたくさんこびりついています。
たまにKN901の修理をしますが、こんなものは見たことがありません。
確認のため、Kさんは電話に出そうもありませんので、MAX本社のフレーミング窓口に電話。
女性が出られたので、
「すみません。合わせまぐさ打ち機の修理で詳しい方がお見えになりますか?」
すると、男性の方に代わっていただきました。
「すみません。合わせまぐさ打ち機のKN901の中に粘土状のものが入っていますが・・・。」
「それは、恐らくパッキンの遊んでいる部分が油で溶けていると思いますので、パッキンの交換になります。」
「それって、全部解体しないと交換できないので、大修理ですし、すぐに直りませんよ。」
「それなら、うまく手で除去できれば、直るかもしれません。」
「了解です。ありがとうございます。」
とにかく、短い指を目一杯伸ばして、粘土状のものを取り除き、ふやけ掛けている紙のパッキンも引きちぎります。
反対面にも同様になっています。
何とか、ふやけたところは全部取ったつもりなので、(全く見えませんので、指先の感触だけです。)
シリンダを外して、逆止弁を見ると、この中にも粘土状のものが滞っています。
これも綺麗にして、ヘッドバルブの異常がないのも確認して、元通り戻してネジを本締めすれば、終わるところで
Kさんから電話が、
「ごめんなさい、電話に出られなくて。ところで今日は何でした?」
「実は、合わせまぐさ打ち機のリターン不良で・・・。」
「蓋を開けたら粘土状のものが出てきましたか?」
しまった!もっと早く電話すれば良かった・・・。
やっぱり餅は餅屋でした。
この後はもちろん正常に直りましたが、この合わせまぐさ打ち機には同じ機械が残り3台組み込まれてますけど・・・。
それではまた。
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