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エアリサイクルについて その2

結局通常の釘打機とエアリサイクルの違いはメインシリンダの外側下半分とフィーダーシリンダのエアを
コンプレッサーから入れているか、排気エアを使っているかの違いである。

この赤い部分に入れるエアをリサイクルしていないか、しているかである。
エアの排気容積からするとメインシリンダが使う容積の4割くらいあるようであるので
エア消費が4割違うと謳っているが、実際はトリガバルブやヘッドバルブを動かすのにもエアを使っている。
また4割と言っても、実際は
メインシリンダ容積:リサイクル容積=10:4
だから実際にエアの軽減率は4÷14x100%=28.6%である。
だから、他のバルブで使うエアを考慮すると実際にはエアを軽減できるのは2割以下のような気がする。
実際にエアリサイクルを最初に発売したカネマツが初期タイプに不具合があった。
それは、常圧釘打機で圧力を8気圧以上に上げた時に、リターン不良があった。
理由は4〜7気圧でうまく使える設計だったが、8気圧以上あると排気のときに時間がかかり
ピストン上部に掛かるエアが残ってしまって、うまく戻らなかったようである。
もちろんすぐに次回作で対応している。
今回は高圧機のため、将来どんな不具合が出るかは未知数である。
でもエアリサイクルでなくても大なり小なり不具合は起こる。
N75の釘を短い時間にたくさん打つのに、一番効率がいいのは
「高圧コンプレッサーに常圧90mm釘打機」
これがベストである。
理由は過去記事で何度も書いているので割愛させていただきます。
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