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アースのお話 その2

電動工具のコードの修理の時に悩むこと。
それは、電動工具で接地(接地=地面に繋ぐこと)することのないアースは繋がない方が安全なのに、繋ぐことです。
アース付の電動工具は、あくまでもアースを接地して使用することを前提に作られています。
別にアースを取らなくても普通に使えますが、緑のコードと電動工具のボディを繋いでも、
接地しなければ、何の効果もないはずです。
ですからアースの緑線をボディに繋いでも繋がなくても、安全性は同じと言うことなんですが、
問題は本体からプラグまでのコードの上に金属の塊が落ちたりして緑の線と他の線がショートすると
アース線が繋がっている電動工具は漏電することがありますが、
アース線の繋がっていない電動工具は漏電しません。


また、コードを何らかの理由で切断した時に、ビニルテープでつないで、アース線も同様に繋ぐでしょう。
ビニルテープの粘着剤は経年劣化します。強く引っ張れば接続部が伸びて、本線とアース線が導通することもあります。
その場合もアース線が繋がっている電動工具は漏電することがありますが、
アース線の繋がっていない電動工具は漏電しません。


ですから、一番間違いないのは、二重絶縁以外の100V電動工具をできるだけ避けることがベストでしょう。
くれぐれもアース付のコード接続には、注意と理解をお願いします。