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今回のニコイチ

日立の古い造作マルノコの修理品が持ち込まれた。
破損個所はアルミ鋳物製のベベルガイド。
日立に問い合わせると補給中止。
持ち主のお客様はブログで名機と言われているから使いたいとのこと。
古いマルノコで同じものがないかガラクタ置き場を模索すると同機があった。

こちらはベベルガイドの下のベースが欠けている。
さらにお客様は
「このマルノコ小僧の頃から無理無理使っていたのでモーターのパワーが落ちているのでモーターも替えて。」
とのこと。
そのためモーターとベベルガイドはガラクタ機を使いベースはお客様機を使う。
まずヒンジのピンを外すが、アルミ鋳物の中に鉄棒が入っているので
電食を起こしているのか、差し込んだ棒が、なかなかヌケない。
ピンポンチでズッコンバッコン叩いて無理やりヌケた。(なぜかヌケると気持ちがいい)

分解したものを良いとこ取りして組み立てれば終了なのであるが、


モーターの回転部であるアマチュアが抜けない。


モーターが思い切り焼けてステータのコイルの熱で樹脂がはみ出していた。

中身はこれくらい焼けているようである。
焼けていないエナメル線はブレーキングコイルである。
ブレーキングコイルは片側だけに巻いてあるものと両面に巻いてあるものがあるがこれは両面巻きであった。

さらに分解して資源ごみの単価を上げる。