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パネル起こし機再修理

先日、悪戦苦闘の末、無事終了したはずのパネル起こし機であるが
また不具合が出ているようで見に来てほしいとのこと。

同じ機械の連絡があるたびに「ドキッ!」とするが
幸い修理不良ではなく、同時期の部品の経年劣化によるものと思われる。
今回は突然動かなかったりするとのことで、とりあえず怪しいところは変えてほしいとのこと。
とにかく怪しいのはこれ。


モーターを回すときに使う通称”マグネットスイッチ”である。
正式名称は可逆型電磁開閉器と言うらしいが舌を噛みそうなので略して「マグネット」と呼ぶことが多い。
下のボタンを押すと下方向にモーターを回すスイッチを電磁石で貼り付け、
上のボタンを押すと上方向にモーターを回すスイッチを電磁石で貼り付け
万が一上と下の両方のボタンを押すと、どちらも動かないようにするスイッチである。
今回テスターで測るとある一接点だけが接触が悪いので、事情を話すとすぐに交換してほしいとの依頼。


すぐに部品を手配するが今回はマキタに依頼すると遅くてド高いので、日立産機にお願いする。


部品が来たので交換するが形状も配線位置も微妙に違う。
間違えると動かないだけでなく、即刻部品が焼損する恐れもあるので、ゆっくりと確実に行う。

赤白黒の三相入力線は分かりやすいですが、マグネットスイッチには
通称[1a][1b]と呼ばれる補助接点がある。
1aはONの時につながる接点が1個
1bはONの時に切れる接点が1個
と言う意味である。

配線図なんてあってもどこの線か老眼には読めませんのでテスターで確認しながら配線

配線だけに結果が敗戦にならないように試運転。
上・・・・・・
下・・・・・・
異常なし!