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ダメだしはお控え下さい

先日、ある手間請けの大工さんから電話が、
「ホールダウンのアンカーを切って、そこにタップ切れる?」
「ステッキ型のアンカーなら軸径が16mmだからタップじゃなくてダイスで雄ネジは切れますよ。」

「いくらくらいする?」
「ハンドルもいるから、数千円で賄えるはずですけど。」
「実は、基礎屋が間違えてホールダウンのアンカーを逆さに埋けやがったんで、それを弁償してもらうわ。」
「はぁ〜!どうやったら逆さに入れれるの?」
「そんなこと知らん!」
「1本だけ?」
「そう。」
「でも、法的には問題あるから責任は持ちませんよ。」
「分かってる。」
と言うことで、M16ピッチ2.0のダイスと

ハンドルを用意する。

アポを取って指定日に伺う。
「使い方が分からないので教えて。」
「重くなるまで回して、少し重くなったら半回転戻してまた回すことを繰り返すだけです。」
(強引に回すと切りくずが詰まって取れなくなったり、ネジ山が崩れたりダイスの刃が欠けたりします。)
言葉で説明するよりも自分で行った方が分かりやすいので、大工さんに回していただく。


最後にゴールドの塗装をして終了。


今回の感想
発売当初のホールダウンだったらこんなに簡単にネジが切れない。
中国製の純度の悪い鉄だからネジが切りやすかったです。
鉄の純度が高いとネジ屑が削れずに粘土のように変形するだけなので、今回のように簡単には切れません。