8日に改正入国管理法が成立しました。
深刻な製造業の人手不足により、このような法律が改正されることは仕方がないかもしれませんが
今の若い人材がモノづくりを敬遠していることも要因の一つになっているような気がします。
地元の最大手であるトヨタ関連を選ぶ場合も（製造）現場以外の入社を前提に語る方が多いんですが
トヨタ関連の社員の大半は現場職員です。
要するに選ぶ権利のあるような優秀な若手はモノづくりを選択しない方がほとんどのようで
これでは（製造）現場の人材不足は致し方ないでしょう。
だいたい建築業にしても製造業にしても現場でできるものが主役です。
その現場での良し悪しを一番担っている現場作業員の価値観を今の若い方に知っていただきたく思います。
ところで今回の改正入国管理法ですが詳細がまだ決まっていないようです。
その中で建築現場の監督さんがこれから不足し、東京オリンピックに必要な現場監督が足らないからという理由で
今回の入国管理法に含めたようです。
参考：
http://search.yahoo.co.jp/r/FOR=OcUakWlV3ihx2AD_PdIETS4nef1qg5Hkl.1sRVv08ZNqVUtcKK8OE_iJ19wWokG2PGwaufHJAs8meEn_fCL2t2w1scK_CUj2EiPGXXfsrNeK.XjnxCkLYacUoXOgONK.PIo3DV54V24AQTUnTZElh.Z.KlXtGKtbNlPOjKpKrFoDB7j0w5BhxCvM8ieSMTusLcofli08DjIPEsz8OpHICLaFXZ4h/_ylt=A2RAyiLNFwtckiEAqxCDTwx.;_ylu=X3oDMTBtdTY1Z3BjBHBvcwMyBHNlYwNzcgRzbGsDdGl0bGU-/SIG=16o5aer3r/EXP=1544331661/**http%3A//www.mlit.go.jp/common/001208587.pdf%23search=%27%25E5%2585%25A5%25E5%259B%25BD%25E7%25AE%25A1%25E7%2590%2586%25E6%25B3%2595%2B%25E5%25BB%25BA%25E7%25AF%2589%25E5%25B7%25A5%25E4%25BA%258B%27
現場監督と言っても名前だけで施工補助をしても問題ないでしょう。
一定の資格がなくても3年、
一定の資格があれば家族も連れて5年、
その上のクラスの資格があれば日本に永住とも取れる記述になっています。
法を司るお偉いさんは、良かれと思って取り決めをされていると思いますが
ハウスメーカーのお偉いさんは改正された法律と代金の高い弁護士をうまく利用して安い外国人労働力を利用し
高い弁護士料を払ってもお釣りのある工事費カットを考えそうな気がします。
給料で働いている製造業は外国人労働者が入ってきても大きく下がることはないと思いますが
手間請けの職人さんは大きく手間請け単価をカット、あるいは仕事そのものをカットされる可能性が高くなります。
外国人が日本で働きやすい環境を作ることはいいことだと思いますが、
今苦しんでいる日本の職人さんが日本で働きやすい環境も考えてほしいと思います。
