昨日は、久しぶりに大きな角のみを使えるようにした。
今は無き、マキタの尺材用&バイス深めの角のみである。
もちろん今は製造していないので、必要な方は喉から手が出るほど欲しいでしょう。
似た機種でバイスの低くない機種もありますが
その場合側面を平らに摺った野物が挟めません。
逆にもう2寸ほどバイスの低い機種もありました。
(実はマキタが販売したものではなく、某販売店の依頼で製作したもの)
その機種は柱や土台が挟めないので野物専用になります。
なので今回のバイス形状の機種だけ
一時は、たくさん販売しました。
ただ、この機種は過去記事でも書きましたがバイスが折れやすい。
もちろんバイスが深く広いのも原因でありますが
一番の原因は上の画像の木材に当たる部分を見ていただくと分かると思いますが
木材の接地面が広すぎ(山の高い平面部分)
そのため、バイスが木に食い込まず、刃が切れないとバイスが滑って
角のみ全体が上がって使えないので
使用者はバイスの握り部分を親の仇くらいに締めてから
さらに締め付けハンドルを目いっぱい締めるので
バイス枠が耐えられずに折れてしまう。
バイス枠は部品代で4万円くらいする(今は部品補給中止)
なので、当時は「角のみが持ち上がって使えん!」とお叱りを受けると
バイスの溝を広く削って山の平面を半分くらいにして対応しました。
その件でマキタに問い合わせると
「尺材角のみは、柱に痕が付かないように山を広くしてあります。」とのこと。
柱のホゾ穴なんて99%くらいは天井裏だから「何で?」
確かに吹き抜けの真壁づくりなら分からないことはないですが
そんな建物なんてほとんどないし・・・。
その時は当て木を挟めば良いことだし・・・。