昨日、遠方から電話で修理の問い合わせがありました。
不在なことが多いのですが、その日は偶然にも番頭の免許の講習日だったため
店に半日居ました。(できるだけ電話の問い合わせはご遠慮願います)
要件は日立のビス打ちWF4H2をオーバーホールしてほしいとのこと。
前回建デポで25000円くらいでオーバーホールしたようなんですが
当店では25000円も掛かったら販売店側で勝手に修理中止しそうな金額です。
修理の場合、修理後の残存価値が修理代を下回ったら修理する価値がありませんので
そのような時は修理を勧めません。
そのあたりも考慮の上での問い合わせだったかもしれませんが、
WF4H2なら修理後の残存価値は20000円以内。
修理代を安く済ませると言うことは消耗部品を全部交換せず
必要なところだけの交換だから残存価値はさらに下がり15000円以内。
その上往復運賃及び発送手間が掛かるから修理代の上限は10000円。
予算的にかなり厳しいですが、それを目標として取り組みますので
依頼される側も理解して頂きたいとのことをお伝えいたしました。
そんな話の午後、出先で今は無き際鉋の修理依頼です。
以前中古で購入いただいたマキタの際鉋ですが前のベースの空転止めの突起が破損し
それを画像の代用ボルトで対応しましたが、ベース厚が3mm程度しかないために
ベースに切った雌ネジがバカ穴になり、それを直してほしいとのこと。
もちろん部品の補給はありません。
中古機はありますが、外したら中古機が使えないので外せません。
店に持って帰り、常識の範囲の低予算でどう納めるか?
悩んだ挙句、解決しました。
さて問題です。
今回のベースの空転止めをどう処理したか?
ノーヒントですが皆さん考えてください。
修理前の画像を撮り損ねましたので、ベースが入る部分の画像です。
矢印のところに直径6mmの鉄の棒が入っていました。
解答はまた来週!