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よくある修理

今回はマキタのAN510H。

今は廃盤であるが、当時は一番小さく軽い機種だったので良く売れました。

しかし、それ以上に故障の多い機種。

大半は、使用中に突然釘を送らなくなってしまう現象。

この送り爪が引いたままの状態。

原因は

あるべきものがなくなっている。

送り爪を戻すスプリングが飛ばないようにしている蓋が欠損し

スプリングが紛失している。

突起部分が折れてしまっている。

初期型はプレス成型で折れやすかったため無垢の削り出しにしたが

折損部分を薄く削りすぎているので折れやすさは変わらない。

もう少し考えてほしいものである。

ツライチ調整が効かない?

今回も遠方よりの依頼。

症状は深さ調整ができないとのこと。

実際に深さ調整ダイヤルを確認する。

上が目いっぱい引っ込めた時。

次に反対に目いっぱい回すと

ダイヤルは正常に動いています。

おそらく意味の取違いと予想して

打った時に明らかにドライバが出すぎです。

分解します。

抜いたシリンダに犯人の証拠が。

ピストンを止めるべくバンパが破損してありません。