数年前マスコミは団塊世代問題を取り上げていましたが、建築業界も同じ。
ただ違うところは、職人さんには定年というものがございません。
60歳で退職される方はほとんどいません。
大体早くて65歳長くがんばっている方は80歳以上の方も稀にいます。
平均退職年齢は70歳ぐらいでしょうか。
そのため現在60代の大工さんが老体鞭打って頑張っておられるため、大工さんの仕事量と大工さんの人数が、今はつりあっています。
しかし、現在働いている大工さんの平均年齢は私の目測では50歳後半です。したがって5〜10年後には今の住宅工事をまかなってく大工さんが足らなくなって住宅をオーダーしても着工までに職人待ち状態になってしまいます。
以前は高収入と言われた時代もありましたが、今は道具一式200万円に仕事車1台必要で一人前で月に25日以上働いて年収500万(手取り25万のサラリーマン並)が難しい上に夏は炎天下、冬は吹きさらしの現場で、怪我の保障も自分持ち。
これでは、若い職人はこの業界には入ってきません。
実は一番困っているのは、住宅会社なんです。
続きは後日。