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大工さんとホームページ

昨日ある大工さんとHP(ホームページ)の話をしました。
「みんなが『ホームページを作ったら』って言われるんだけど・・・・」
最近はこんな話を良く聞きますが、単純に”HPで仕事を取れるかも”と思いがちになりそうですが、真剣に仕事に取り組んで見える大工さんは、かなりHPの導入をしています。しかしHPで仕事が入ってきたという話は、あまり聞きません。
でも、HPは違った面で活用されています。
1.本来なら知らないお客様から仕事の打診を受ける時は、よほどオーダーする段階まで来ないと話が出来ないがHPなら電話や訪問などお互いの気苦労せずに大工さんの仕事内容を知ることが出来るため、実際お話をする段階である程度、大工さんの考え方を分かっていただける。
2.希望に合わないお客様には、会う前にHPを見ることにより打診を試みなくなる。(要するにしっかりお話を聞いた挙句にオーダーの来ないお客様をカットできる。)
3.オリジナリティな工法をHPで紹介することにより、訴えたいことを簡単にアピールできる。
4.一番見せたい写真を一番いいポジションで見ていただける。
5.忙しい社会人の方に夜のゆっくり出来る時間に気兼ねなく見ることが出来る。
他にも色々あると思いますが、もう一つ個人的に大工さんには手を加えていただきたいことがあります。
直営工事をされる大工さんのライバルは他の大工さんではありません。
値段で勝負するローコスト住宅でもないと思います。
本当のライバルはこんな仕事をさせてはいけないと思われるような原価が安いのに高額請求する建築会社です。
「これだけの仕事をしてもここまでの予算で出来ます。」と言うアピールが欲しいと思います。
住宅会社は「坪40万円より」とか、あるリフォーム会社は「躯体を残して内外装全部取り替えて坪21万円ポッキリ」なんて言っていますが、すべてオプションは別途工事です。しかも別途工事の設定がめちゃくちゃ高い!終わってみると最初の金額の倍以上になることはザラと言われます。
お客様と話をした者が、プランニングをして、見積もりをして、仕入れ、外注発注、施工、変更請けをしたらどれだけ無駄がないか、
それを一番分かっている人は大工さんだと思います。ですからそれをしないことは、ある意味世の中に対して失礼なことです。
話はそれましたが、HPをもってみえる大工さんの所では、お施主様が結構HPを見ていると聞いております。
そういった意味でも、やはりHPの必要性はあるのではないでしょうか。
ただ、HPにも問題点があります。
1.1ヶ月に一回くらいは更新が必要。
2.不意にメールを頂くことがあるため、出来れば毎日メールチェックが必要である。
3.HPアドレスの検索しやすい方法も考えなければいけない。
これからはITの時代です。特にこれからの若い世代はほとんどの方が、インターネットを利用しています。
目の前の貴方もそうですよ。
それではまた。
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