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先週の解答(スライドマルノコの違い)

先週の解答です。
先週の問題は
「どうして日立の両傾斜スライドマルノコだけ電子制御になっているのでしょうか?」でした。
S430-4MATICさまには、ほとんど正解の回答を頂きました。
その御指摘のとおり、実は両傾斜の構造に問題があったんです。
スライドマルノコは右に傾斜した時、モーターが片傾斜タイプと同じ位置に付いていると切断する材料とモーターが当たってしまいます。
そのためマキタの両傾斜はモーターが当たらないようにモーターの位置を傘型ギヤで45度上に上げています。
日立はモーターを刃物の上に乗せてモーター軸と刃物軸をベルトでつなげています。
機械の軽量化を図るため細いベルト使用しておりますので、スロースタートしないと始動時にベルトがスリップして
「キュキュキュー」と古い電気カンナが回るような音がしてしまいます。
当然こんな状態を長く続けると、ベルト切れの原因にもなります。
日立はこれを回避するために両傾斜タイプは電子制御タイプにしてスロースタートせざるを得ないことになっているようです。
おかげで、日立のスライドマルノコのベルト交換修理は聞いたことがありません。
製造する側も一応使う方のことを考えております。
しかし、そのつもりであっても至らないことが結構あります。
家作りされる方々も同様ではないでしょうか?
それではまた。
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