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マルノコ等のブレーキの仕組み

以前、マルノコのブレーキの問題を出しましたが、もう少し分かりやすい配線図を書いてみましたので、ご覧下さい。
まず、マルノコの電源を投入する前の配線図です。

そして、スイッチを入れます。電源ON!

モーターが気持ちよく回っています。(回っているように見えなかったら申し訳ございません。)
そして、スイッチを切ると・・・・・

モーターは逆から見れば発電機です。
図のようにモーターが惰性で回っている状態で発生する電気をブレーキングコイルに流します。
(正確にはショートさせます。)
ブレーキングコイルはモーターの外側のコイル(ステータコイル)の中にエナメル線が10回程度、巻いただけのものです。
そうすると、惰性で回っていたモーターは電気エネルギーを抜かれて、元気が無くなり止まってしまいます。
止まる瞬間にカーボンブラシから火花が出るのは、ショートして一気に電流が流れるためです。
ちなみにブレーキが効く時は、電源を使っていませんのでプラグが抜けている状態でもブレーキは効きます。
昔の親方は「職人は死ぬまで勉強」なんて言いますが、
機械も住宅も原理がある程度分かっているとトラブルの時に役に立つと思います。
何かのご参考にして下さい。
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