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昭和ボルト

大工さんなら昭和ボルトを御存知だと思いますが、私どもの地区には私を含めて30年くらい前までは、ほとんどの方が知りませんでした。
ある時、地元から離れたところで修行をされていた大工さんが、
「昭和ボルトを置いてください。ぼくは今まで鴨居の両端に必ず昭和ボルトを入れていたので、必ず使う時は買いに来ますから。」
ということで、問屋さんに取り寄せていただき、在庫することになりました。
念のために知らない方も見えると思いますので、写真を添付します。

昭和ボルトは片側が全ネジになっていて、反対側がコーチスクリューのネジ部のようになっていて中央にスパナ用のつぶしが入っています。
ちなみに中央のつぶしが入っていないものは、”ハンガーボルト”と言います。
ねじ込む時はスパナ部分を回すようになっていますが、今はインパクト全盛期です。インパクトで回しましょう。
ダブルナットで回すのもいいですけれど、ナットがだんだん奥に入ったり、取る時に大変なので、この方法をお勧めします。

昭和ボルトに長ナットと短い六角ボルト(押しネジ)を付けて締めます。
特に六角ボルトと昭和ボルトを強く締める必要はありません。全ネジ同士が突き当たっていますので、空回りすることもありません。
外す時は左に回すと六角ボルトか長ナット付きで外れます。
ちなみに袋ナットで締めないで下さい。締めると分かりますが全ネジが袋部分を突き破ってしまいます。
また、W3/8(3分)の時、押しネジを使うと六角の大きさが14mmのため通常のソケットと合いません。
必ず押しネジではない頭が17mmの六角ボルトをご使用下さい。
それではまた。
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