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ピヨ三郎Zさまからのメールその2

また、ピヨ三郎Zさまから、ありがたいメールを頂きました。
丁度こちらも鑿を研ぐ機会が多く、フリーハンドで刃角を決めるには限度がありますので、冶具を作ろうと思っていたところで、
大変参考になります。
まずは頂いたメールを原文のままUP致します。


お疲れ様です
いつも 大変、お世話になっております
角度治具を付けた刃物研磨機の写真を送らせていただきます
治具に使ってある金具類は全てホームセンターで手に入れました
各部の寸法を測って合う金具を見つけてきました
角度を決めるL形状の金具は長穴になっているので、
角度や砥石までの隙間等は割と自由にできます
L形状の金具に刃裏を沿わせて砥石に当てます
現在、左のホワイトアランダムで26度の大切れにさせて、
右の金盤側で29〜30度の仕上げになってます
角度は上がM5ユリヤネジ、下は8ミリナット
小物入れの引き出しに8ミリコンビレンチを入れて、いつでも角度は自由自在です
さらにベニヤで角度定規を作って入れてあります(25〜30まで)
金盤の治具の無い側(反対の溝側)は研磨剤のノリが良いので裏押しに使ってます
治具側は刃先を少し研ぎ上げるだけなので研磨剤のノリはあまり左右されないですね
仕上げは刃先だけなので15秒程で研ぎ上がります
イチバン最後の写真は、本日研ぎました実際の刃先の写真です
いつでもこの角度が再現可能です

治具の取り付けの為にWA側のサイドカバーを少し切ってあります

欠点は、砥石の回転方向と治具の角度、向きの関係で、WA側が食い込む方向になり熱を持ちやすくなるので、砥石に刃を軽く当てる感じでの荒研ぎになります
あと、原則、砥石の側面は使用禁止なので、この辺りは自己責任ですね
改良点としてL形状の金具を、現在の物より厚い物に交換できれば、ブレが今より減って研ぎやすくなりそうです
あと油飛散防止カバーですね

ちなみに振動で本体が動きやすいので木台の四隅にボンネットゴムをつけました
全く動かなくなりました

把手がないので、長めのゴツいタイラップバンドと両端が輪になってるビニルカバーのワイヤーで作りました

1710120