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ピンネイルが空打ちする

先日、カネマツのピンネイラが空打ちするとのことで、問い合わせがありました。
このカネマツピンネイラKZ35Pは、35mmタイプで唯一の国産機です。
それ以外のマキタ・日立・MAXとも台湾製らしいです。
そのため、KZ35Pが一番品質が良く、不具合が少ないはずなんですが、それでも空打ちするとのこと。
空打ちの主な原因は
1.ピストンが一番上まで上がらないため、釘を送れない。
2.ピストンの先端が摩耗して打つときに釘の上を滑って釘の前に出て釘が戻る。
3.釘の送りが何らかの原因で進めることができない。
4.釘が詰まっている。
ところが今回は上記のどれにも当てはまりません。
と、言うことは原因は別にある?と、言うことになります。
「お客さま、打てなかったときの釘をお持ちですか?」
「やっぱり?(心当たりがあったようです。)車に積んであるので持って来るわ。」
釘を見るとやっぱり不良品でした。
ピンネイルの場合、どこのメーカーも時々あるんですが、釘が真っ直ぐに並んでいないことがあります。

大きな弓なりになっているときはマガジンの中で真っ直ぐになるので良いんですが、
このように、釘の並び方が運動会の1年生の整列のようになっているのはマガジンの内幅一杯に抵抗が掛かるため、
釘の送りがきつくなり、釘の送り不良を起こします。
ピンの空打ちが起きたとき、整列が6年生の整列になっているか確認してください。
3年生くらいなら何とか打てるかもしれませんが2年生以下は要注意です。
もちろん不良釘は使い掛けでも、無償交換ですよ。
それではまた。
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