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今週の問題(超仕上カンナの刃口)

最近は、あまり手鉋を使わなくなりました。
使ってもベニヤを削ったりするので、刃口の減らないステンレス貼りの台も良く売れています。
もしステンレスがなかったら、ベニヤを削ると刃口がすぐに減ってしまいます。
刃口が減っても堅木で調整できるものもあります。
手鉋のように台が木なら修正はできますが、超仕上カンナのように刃口が鉄で出来ていると
簡単には修正が出来ません。特にハードに使うものならなおさらです。
実は超仕上カンナの刃口をよく見ると、途中で色が変わっています。
刃口側から1cmくらいは光の輝きが若干良く、残りはくすんでいるように見えます。
これは刃口の磨耗対策で、研磨機式の表刃と同じように刃口の刃口側だけハイス鋼が埋め込んであります。
それを製造時に研磨で合わせて、丁度良い高さにしてあります。
そのため、長く使うとハイス製の刃口側よりも地金側のほうが、早く凹みます。
しかし、それでも長く使うとどうしても中央付近の使用量が多いため、中央付近が先に凹んでしまい、
「刃物の真ん中の逆目が止まらない。」
と、言うクレームが来ます。
磨耗した刃口の交換しても高さが合わないため、ナイフストックごとメーカーに送り、
刃口を新品に交換してから、研磨して高さを合わせないといけないため、結構な修理代と納期が掛かります。
しかし、メーカーに出さなくても直す方法があります。
これは裏技ではなく表技です。


さて、問題です。
超仕上カンナの刃口が磨耗した時、どうやって現場修理するのでしょうか?

解答はまた来週!
プロの方の解答はご遠慮願います。
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