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なぜ4.0Ahが使えないか?その3

大変お待たせいたしました。
いよいよバッテリをバラします。
解体するためにはいじり止めのトルクスドライバーが必要です。
これは悪い子が簡単にバラせないようにするためです。
4本のトルクスナベ頭タッピングビスを抜いて中身を出します。
この時中には一つ間違えると火傷をするほどの電圧が掛かっています。
意味の分からない方には絶対にお勧めしません。
中には1.8Vのリチウム電池が8本入っていました。(昔の噂では3.6Vが4本と言われていました)
問題の”TH”の中身をたどっていくと、そこは8本の電池のど真ん中に通じていました。

中に入っている問題の部品を引き抜きます。
するとジャ〜ン

これは何と・・・・・・・・分かりません。
ブランド名と思われる名前と容量が記されているだけですから。
たぶん文系のマキタの営業マンに聞いても無理でしょう。
でも、8本の電池の中にぶち込んであったら、ほぼ温度を測る素子に間違いないでしょう。
この”TH”の端子は当初から充電時に使っていました。
充電中は高温になると充電速度を自動的に遅くして、バッテリの傷みを緩和させていました。
今回の推測結論として
4.0Ahバッテリは作業時間が長くなるため、3.0Ahよりも高温になりやすい。
そのため、使用中に温度管理をしながら、何か回避する機能があるのではないか?
”LXT”の付いている機種はバッテリの温度を管理する機能が付いている。
バッテリの★印は温度センサーのバッテリ側を意味し、本体の★印はそれを管理できる印。
黄色の電極が使えるのは、温度管理を必要としない機種であるため。
と、言う結論に至りました。


長々とくだらない薀蓄に今回もお付き合いくださいまして、誠にありがとうございました。
2959008


追記
ryotaさまから貴重なコメントを頂きました。
写真のセンサーは温度センサーであることがおおよそ判明致しました。
http://www.sensata.com/download/motor-ys11.pdf
電池内部温度が100度までスイッチが切れ、回路に何かの指示を出しているようですが、マキタのバッテリは高温になると通常どんなアクションを起こしているのか分かりません。
ご存知の方がおられたら、コメント下さい。