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旧カネマツの修理について

皆さんはご存知だとは思いますが今は亡きカネマツの釘打機の修理はマキタが行なっております。
カネマツの釘打機は特有の垂直巻きシートを使っております。
ちなみに「逆巻き」と呼ばれる方が見えますが、本来はカネマツシート連結が先行販売でMAXが後発になります。
ですのでカネマツが一般で、MAX用が逆巻きと呼ばれる方も見えますので、逆巻きという言い方は当店ではいたしません。


修理をしているとカネマツだけが従来のマキタ釘打機やMAX・日立とは違うことがあります。
それはカネマツの場合、樹脂部品やOリングが摩耗していなくても、柔軟性が若干変わっただけで不具合を起こしているようです。
柔軟性の差は新品と見比べても分りません。
そのため、故障時は症状を推理して、”ここが悪いだろう”の予測を元に部品交換し、それで直れば良いですが、
直らない時は、別の推理予測をして、再度別の部品を交換します。
さらにそれでも直らない時もあります。
ですから、見積もりはかなり厳しいため、消耗部品はほとんど交換するくらいの見積もりをしないと大赤字になるケースがあります。
当然、納期もサバを読まないとお客様に迷惑が掛かります。
カネマツの修理代を安く抑えるには、
「見積もりなしで、必要最低限でお願いします。」
と、言った方が、安くなる可能性が高い思いますが、それでも納期も見ていただきたく思います。
ちなみに現行のマキタの垂直シートタイプの釘打機もカネマツ系の部品を使っているため同様になります。


今後カネマツあるいはマキタのカネマツモデルの修理を出される時は、納期が他のマキタの機械とは違って納期が掛かると思って下さい。
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