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先週の解答(深切り電気マルノコのブレ)

先週の問題は
スロースタート機能のない深切り電気マルノコはどうして始動時のブレが大きいのでしょうか?
でした。
即日ryotaさまから素晴らしい回答を頂きました。


最初に深切りマルノコが発売されたのはリョービの電子マルノコが最初だったと思います。
その後、マキタも日立も発売しましたが、すべて同じ方式を採用しております。
その構造は、モーターと主軸の間に中間のギヤが存在することでした。
従来のマルノコはモーターと主軸のギヤは直接繋がっているため、モーターを刃物の回転は逆になります。
しかし、深切りマルノコは中間にギヤが入っているため、”逆の逆”で
いわゆる、共に正回転になります。
従来のマルノコはモーターの起動時反動と刃物の起動時反動が打ち消しあうため、始動時の反動がほとんどありません。
しかし、深切りマルノコは刃物とモーターの反動が同じ向きになるため、反動が大きくなります。
それでは実際に回してみます。
普通のマルノコの刃のない場合
起動時、少し前に振られます。
そのままチップソーを付けると

今度は若干後ろに下がりますが、ほとんど反動がなくなります。
と、言うことは、モーターの反動よりも少しチップソーの反動の方が大きいことになるようです。
次に深切りマルノコの刃のない状態です。

通常のマルノコの刃のない状態と変わりませんが振られる方向が後ろになります。
このマルノコにチップソーを取り付けます。

チップソーのない状態の倍以上、後ろに振られます。
続く
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