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PA2000VHのオーバーホール

他店でほとんど取り扱われていない日立産機のPA2000VH。
 日立高圧コンプレッサーPA2000VH
最近記事として全く取り扱っておりませんので、たまにはこの話題に触れてみたいと思います。
この機種が発売されてからもうすぐ4年になります。
当時は画期的なコンプレッサーでしたが、ある程度販売してみて、直営の大工さんの使われるレベルなら問題ないですが
ハードユーザーの場合さわモデルのEC1445Hよりは故障頻度が少ないようであるが、
MAXのAK-HL1250シリーズのような大型の常圧高圧ロッキングピストンタイプよりは寿命が短いようである。
現在マキタとMAXの常圧高圧ロッキングピストンタイプは重量も軽くなり、PA2000VHとそんなに大きな差が無くなってきた。
そのため、現在PA2000VHを在庫していない。
次期日立産機のコンプレッサーに期待をしている。


今回はそのPA2000VHのオーバーホール依頼が持ち込まれた。
オーバーホールと言っても中を綺麗にボーリングするわけではない。
分解して悪い部分をチェックして、交換すべき箇所を交換し、高額修理になる前に対処をすることが目的である。
まずは分解する。

一番肝心な高圧シリンダを外す。

今回は高圧シリンダの磨耗はない。
次に高圧ピストンを点検。

ピストンリングのザラザラが無くなってツルツルになっていたら交換時期である。
これを交換して、念のため常圧側も点検するが、こちらはシリンダ・ピストンとも問題なし。
元通り組み立てて満タン時間を計測する。
ブ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン
3分50秒。問題なし。お客様お待たせいたしました。
それではまた。
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