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先週の解答(連結ホースの理由)

先週の解答となりました。先週の問題は
どうして純正の高圧連結ホースは、満タン気圧が違うと使えないのでしょうか?
でしたが、くるくるぱーさまが非使用者にも関わらず、見事に正解の回答を頂きました。おめでとうございました。
そもそもコンプレッサーには万が一圧力スイッチが故障したり、外部から異様に高い圧縮空気が入ってきても良いように
”逃がし弁(または安全弁)”は入っております。
逃がし弁は満タンの気圧とほぼ同じだと誤動作が起きる可能性があるため満タンの気圧よりも少し高めに設定になっております。
40気圧のコンプレッサーなら42〜43気圧くらいで44気圧のコンプレッサーは46〜47気圧くらいになっております。
もし、この二つのコンプレッサーのタンク同士を繋げてしまうと、44気圧のコンプレッサーが43気圧を超えた時点で
40気圧側のコンプレッサーについている43気圧の設定になっている逃がし弁からエアが抜けてしまいます。
逃がし弁は圧力が少々下がってもすぐに閉じません。
恐らく30気圧くらいまで下がらないと戻らないはずです。

各メーカーもそんな問題が起きないように圧力が違うもの同士繋げないように、カプラ形状を変えてあります。
参考のため、MAXは常圧がカプラにネジが配管用ネジの1/4右ネジ
20〜30気圧用高圧カプラは同1/4左ネジ
40気圧用高圧カプラは同3/8左ネジ
44気圧用高圧カプラは同1/8左ネジになっています。
特に44気圧用は付け根が細くて折れやすいので、折らないようにお気をつけ下さい。
明日も問題です。
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