先日ステンレスの棚受用の柱（通称レール）を2本を2等分し4本で使うから半分に切ってくれとの依頼がありました。
当店のステンレスの棚柱は定尺1800mmで皿穴が11個あり、真半分に切ると丁度中央の穴が切れてしまい、
新たに皿穴を切断した両端とも開けなければいけません。
しかし、それよりも、もっと問題なのが、穴の番号。
皿穴を開けるところに切断上は”8”なんですが切断したは”1”
そのまま上基準で付けると4本の高さの番号が合わない。
番号を揃えて付けても1番スタートと2番スタートが混在するため、ちょっと違和感があると思います。
そのため、今回は中央を外してその上の”8”のすぐ下でカットします。
上のほうが1段分短くなりますが、そのまま上基準で付ければ、すべて1から始まり、番号と高さが揃います。
カット上付近には取り付け穴が無いため、皿穴を開けます。
普通はセンターの付いた錐で開けるのが基本ですが、部材が薄いので下穴を開けても皿を取ると意味がなくなるので、
最初から鉄工ドリルが折れて使えなくなったものを刃先角90度に研いだもので皿を取ります。
（いわゆるリサイクル皿錐）
カット面もバリを取って、
「お客様、お待たせしました。」
ちなみに棚受金具は20本で袋詰めしてあり、ビスもプラスターボード越し用と直打ち用で袋詰めしてありますので、
お客様にはお待たせしません。
もちろん袋詰めはお施主様でも使いやすいようにチャック袋に入れてあります。
それではまた。
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