先日、電気カンナのカーボンブラシを見ても異常がないのに動かないと言われ、
その修理品を持ち込まれた。
そのお客様曰く
「カーボンブラシを見たけど、減っていないし、スムーズに出入りする。」
すると番頭が
「カーボンブラシを2箇所とも見た?」
「えっ?カーボンブラシは一箇所しかないよ。」
「カーボンブラシは必ず反対側にあるよ。」
と言いながら排気カバーに隠れたカバーを外すとカーボンブラシのキャップが見えるので、お客様
「これは分からないよ。」
案の定、カーボンブラシを外すとカーボンブラシの動きが悪いので、動きを良くすると正常に回る。
番頭が
「カーボンブラシは必ず180度正反対のところにあります。」
と、言ったので、ちょっと待った!の一言を言わせて頂きます。
「例外があるよ。」
「そんなんあった?」
「TD130・TD131だよ。ひところ前に難儀してカーボンのホルダを交換しただろ!」
「あ〜あ〜忘れとった。あった、あった。」
このカーボンブラシは180度ではなくて90度違いになっています。
どうしてこうなっているか?
詳細を伺ったわけではないが、サイドにふくらみを無くすためであろう。
でも、モーターはどうなっているのか?
アマチュア(回転するコイル)のコンミテーター(カーボンブラシの当たる電極)は
向き合う電極同士が一組のコイルになっている。
だから、この機種のアマチュアは向き合うコイルではなく、90度違いにコイルが巻いてあるのではないか?
このあたりの詳細も確認していませんが、文系の営業マンには聞く気が起きない。
それではまた。
4399457