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今週の問題(ドリルチャックの外し方)

先日、このドリルの修理品が持ち込まれました。

マキタのロングセラーである”ユニドリル”6000Rです。
自分がこの業界に入るよりもかなり前に発売されておりますので、
発売期間は40年以上になると思います。
亡き父の話によると
「6000Rの発売した時は品物が全くなく、いつもマキタの営業マンを大切にしていたから、優先的に品物を回してくれた。」
当時はインパクトドライバーもドリルドライバーもなかった時期、
無段変速があるだけで価値がありました。
さすがに近年はインパクトドライバーに居場所を取られて出番がないので
注文はおろか、修理さえ来ません。ですから近年では珍しい修理です。
今回の症状はクラッチとドリル切替が正常ならチャック付け根のリングを回せば
きちんと切り替えられるのですが、この修理品はドリルの方に切り替えても
クラッチが中途半端に利いています。
原因は切替リングの中に入っているワッシャの磨耗だと思いますのでチャックを外さないといけません。

チャックは主軸に対して右ネジでねじ込んであります。
ですから、逆に回せば良いのですが、逆転も出来る機種のため、かなり頑固に締まっています。


それでは問題です。


このチャックをどうやって外したのでしょうか?


この方法はマキタの営業マンに教えていただいた方法です。
簡単且つ確実な方法です。
写真のスパナ欠き部分にはバイスやモンキーレンチが使えます。
但し、滑らすとクラッチ板に傷が付くので、滑らすわけには行きません。
またドリルチャックにパイプレンチやバイスを使って傷を付けることも好ましくありません。
解答は、また来週!
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おまけ