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レーザーライン

店頭に説明用のレーザーが置いてある。
よく言われることは
「外でも見れるのはないか?」
これは理論的に不可能ではないが、法的にも人道的にも無理である。
外で見るためには屋内で直視すると目がつぶれるほど明るくしなければいけない。
これは安全カバーの付いていないマルノコよりも危険である。
「受光器を使えばいい。」
と、言うのは答えにならない。
「そんなことは分かっている。直接見れないのか!」
とお叱りを受けるだけ。言わない方がいい。


実際に電源を入れてラインを見ると
「もっと細い線にならないのか?」
と言われる。
元々、レーザーラインに使われているレーザーは半導体レーザーを使っているようである。
半導体レーザーはレーザーポイントに使う、何処まで入っても拡散しない直進光である。
それを棒状のレンズで拡散させてラインにしている。
その元になっているレーザーポイントであるが、
医療用に使っている高額な炭酸ガスレーザーと違い発光部が横に広い楕円になっているらしい。
しかし予算的に安い半導体レーザーを使うため拡散させないようにレンズで絞っている。
しかし、その絞り方は3〜5mくらいの位置で一番細くなるようにしてあるらしい。
そのため、レーザーラインは3〜5mあたりが一番細く、それよりも近くても遠くても太くなる。
受光器の場合、受光面に2mmほど間隔を開けた光センサーがあり、
上の照度が強いと
「ピッピッピッ」(もっと下)
下の照度が強いと
「ピーッピーッピー」(もっと上)※音は機種によって違います。
そのセンサーの照度が等しくなると
「ピーーーー」OK
と言う方法を使っていますので線が太くても細くてもセンターを取るため問題ありません。
使用者の方にも同様に
「レーザーの墨をチェックするときは必ずセンターでお願いします。」
と言っておりますが、
「センターは分からん。」「端の方が墨がしやすい。」
と返されます。
確かにセンターは明るいので鉛筆で書くと分かりにくいですが、
書いている時は芯先の上下の線幅が等しければセンターと言うことですから、それほど難しいとはいえないと思います。
逆に端の場合、遠くなるほど端のボケが大きいので、どこに線を引いたらいいか?
かなり難しいと思います。
とにかく距離によって光の幅が違いますので、端墨は認めません。
あしからず!


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