昨日・本日の二日間は岡崎営業所でマキタフェアが行われています。
管轄内ではありますが、数年前から参加しておりません。
理由は色々あります。（決して休みがつぶれるからではありません。）
こちらが岡崎テリトリーを荒らしている感があるのか、お客様が地元販売店を優先する傾向があり、
お客様が地元の販売店の帳合で買いたがる傾向があり、
こちらは、そのお客様の面倒を見るだけで、無駄な手間に終わってしまうことが多い。
値引きをたくさん引いて強引な販売をする方法もあるが、それは人として行うことではない。
もっと大きい理由として、他社の方が優れている商品であっても勧めにくい点がある。
日立・リョービ・MAXなどが明らかに優れている場合なら、正直に言えばいいが、
どちらともいえない場合、両方を比較して販売すべきである。
それだけに単メーカーの展示会は気が進まない。
そのためにも定期的に当店で主なメーカーを集めた展示会を行っている。
今回はもう一つ別の理由があり、同じ日に名古屋で販売業者向けの展示会が行われている。
午前中に番頭に行かせて、午後から行ってきました。
毎回、「これは！」と言う商品が一つあればいいつもりで伺っている。
出かける前に新潟の問屋が持ってきたカタログにタジマの小型距離計があったが、
同じものが展示されていた。
http://tajimatool.imagestore.jp/contents/goods_info.php?gd=8917
確かに小さい。精度はどれくらいか（カタログ表記は3mm）確認しようとするとタジマの営業が
「どうでしたか？」
「まだ手に取ったところで、良いか悪いか分かりませんよ。」
実際に測ってみると、ほぼ同じか1mm長めに出た。すると
「これは売れますか？」
「価格は？」
「定価で8800円です。」
「安いけど、メモリー機能やスケール機能がない。メモリー機能のかわりにメモる部分があるといいかも入れない。でもその場合左手で持った方が使いやすいが、それだと数字が逆さまですね。」
「それじゃぁ、逆にした方が良いですか？」
「何とも言えないですね。とにかく売れる商品は単純に『楽だ』と片付ける言い方ではなく、大工さんのメインの作業である”測る””記す””切る””付ける”の作業を一つでも省略できる道具を現場が必要としています。流通業者と製造者はそのために知恵を絞らなければいけません。」
「そういえば、前回お会いした時にL型ガイドを使うと墨を付ける作業がなくなることを聞いて、そのネタを使わせて頂いたらたくさん売れました。」
「それでは今後もそれを考えるためにも、現場を少しでも理解してください。」
これくらいに話をして、やっと1ブース目。
こんな調子でしゃべっていると丸一日かかりそうなので、足早に見て帰る。
そう言えば、いつも頂くお土産がなかった？
本日、母親にあげるつもりだったが・・・。
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