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久しぶりの製作(薄型W定規)

過去記事でUPしたことがありますが、最近はステン羽根定規に押されてほとんど売ればなくなりましたが、
それでも一部のファンの方がいるようなので、在庫の材料が残っているだけ作りました。

この定規は材料の接地面が平らのために挽くと開いてしまう無垢材には不向きです。
(前面だけに当て木を付ければOKであるが、だったらステン羽根定規のほうが良いと言われます。)
アルミ定規厚みが10mmでベース下面と定規の間が1mm開いていますので、11.5mmのコンパネの場合、
下板に当たりません。
そもそも、この定規がステン羽根定規を作るきっかけでした。
最初は遊び心で製作しましたが、オリジナルの商品は他店との差別化を図る上では好都合のネタになります。
しかし、この定規にはロングガイドがありません。
同様に最近のマキタの防塵マルノコにはなぜか2本差しの定規が付属されています。
でもこの定規は皆さん使われません。
さらに厚みが厚く下板に当たり、新建材しか切らないのに無垢材用の当て板が付いています。
それからマキタの防塵マルノコには定規を差す部分が前しかなく、後ろ側は付属の部品をつけないといけません。
しかし、この部品だけ別の使い道があり、シングル定規のメモリに使えます。
色々薀蓄をタラタラと書いていますが、防塵マルノコの消費者の2/3以上が大工さんであるのに、
メーカーは、なぜかプラスターボードではなく、窯業系サイディングを切ることを軸にした体制をとっている。
そのため、付属の刃は窯業系のチップソーが付いている。
(「サイディング」と言う言い方は間違いの元です。サイディングは外壁材と言う意味らしいです。)
だから、定規の厚みが薄くならないような気もします。
製造者には今以上に現場をもっと知ってほしいですね。
それではまた。