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4月9日引き取りの下見

昨日は直角二面鉋の引き取り依頼があったので、とりあえずどんなところか?見に行くことに。
今回の場所は初めて伺う作業所であるが、普段この前をよく通るので場所はよく知っている。
今回の引取りの問題点は解体しても主体が1tを越す重量物なのに二階に据えてあることである。
とにかくどんな方法で出すか?作業場内に入る。
2階に上がると、依頼の大工さんが見えた。するといきなり
「ホイストの配線分かる?」
ここにいたメンバーは依頼の若い大工さんとその同級生の大工さん、さらにもう一人知らない方が
ホイストの配線を繋いでいる。
どう見ても普通の電気工事工である。
一般の建築を手がけている電気工事士は建築の配線のプロであるが、機械の内部の配線は職種違いである。
でも一般的に電気屋さんならこれくらいは出来るだろうと思われるのでかわいそうである。
建築の大工さんに船大工の仕事をさせるような話である。
とりあえず、このホイストの配線と言われても経緯も全く知らない。
とにかく走行レールからロープホイストが外されていて、配線もすべて切られている。
大工さんは走行レールにトロリをつけて、手動のチェンブロックで吊ってお目当ての自動鉋を降ろす予定である。
でも、電気屋さんはテキトウに電源を繋いで、どうなるか?試す作戦のようであるから、
簡単に終わりそうもない。
とにかくホイスト本体が少し離れたところにある。

こんなに奥にある。
走行レールのモーターに電源だけを繋いで動かそうとしているが押しボタンは、
外した本体のロープホイストの基盤から出ているため、この方法は無理がある。
なので、元通り配線を繋ぐ方法にする。
しかし、元の配線は分からない。
とにかく本体に実体配線図があるので、それと照らし合わせながら、推理して、配線する。
何とか正規配線を推理しきってはい線をつなぎ終えてもモーターが起動しない。
元電源はある。他の木工機械は動いている。
すると考えられるのは天井に吊られているホイスト特有の線。
どうしてもホイストが行ったり来たりするために、コードのよく曲がる部分の銅線が切れやすい。
電気屋さんにその話をするとすぐにテスターでチェック。(この辺はプロなのでやることが早い)
予想が当たったようである。
天井の配線を直すのは厄介なので、別のコンセントから電源を入れて試運転。


ブーーーーーー!


ようやく走行レールが動く。
これで次回この直角二面も動かせる。

一人での移動及び管理・販売は大変なので今回は中古機械屋に引き取り依頼&見積もりをお願いする。
大工さんたちはそれぞれ欲しいものを引き上げて、お疲れ様!