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ビス打機のフィーダーOH

ビス打機は今でも「本当にビスを回しているのか?」と尋ねられます。
(もちろん、しっかり回していますが)
ビスが石膏ボードに回転しながら打ちこむと、ネジ部が石膏に当たると石膏を掻き上げるため、
ビス打機の発射口付近に石膏が舞い上がります。
するとオイルで湿っているビス送り部のピストン(フィーダー)に石膏が掛かるために
フィーダーのシリンダーの中まで石膏が入ってしまいます。
フィーダーのシリンダに石膏が入ると中のグリスと混ざり合うために粘ついて
ビス送りを引くときはエアの力で強制的に戻すため、問題なく戻るんですが、
ビスを送るときは、引くときに縮めたばねの力だけで送るためにグリスが粘るとビスを送るタイミングが遅くなって
空打ちしたり、ビスの端を叩いてビスが手前から飛んでみたり、ビスが逆さまで噛みついたりします。
そのためにも時には蓋を開けた状態で、空打ちしてみて、ビス送りが元気よく戻っているか確認が必要です。
もし、送りが遅い時、軽傷ならフィーダー部にオイルを付けて空打ちすると状態が良くなりますが、
重症だと分解しないと治りません。
今回は分解する方法をUPします。
まず、マガジンを外して、送り爪の裏側の軸の片側についているリングを小さなマイナスドライバで外してピンを抜きます。

今度はフィーダーの蓋を開けるために穴用のサークリップをつまんで外します。
(この際専用工具をそろえてほしいですね。)

フィーダーを抜きます。

シリンダの中が粘ついていますので、粘度の低いオイルでも取れますが、正体が灯油のCRC5-56で簡単に取れます。

粘っているものがなくなったら、グリスを塗って戻せばOKです。