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サンダー=ディスクグラインダー?

サンダーと言うと正規にはサンドペーパーで磨く機械のことですが、
全国的にディスクグラインダーのことをサンダーを言われる方が非常に多く、
現在でも、無意識に「サンダー」と言ったり、人によって「ディスクグラインダー」と言うと
「???」
とされる方が見えますので、ケースバイケースで「サンダー」と言います。
ディスクグラインダーに円盤型のサンドペーパーとゴム製の皿状のラバーパッドを付けたものは
「ディスクサンダー」
と言いますが。これは語源ではないようです。
ディスクサンダーが発売されるよりも、遥か昔からディスクグラインダーは鉄工所で使われていました。
でも、そのころからサンダーと呼ばれていたようです。
理由は明確ではないですが、鉄工所の中では刃物や金属製の部品を削る両頭グラインダーが必須です。
その両頭グラインダーをほとんどの方が現在でも「グラインダー」と呼んでいます。
しかし、騒音の多い工場内で長い名前は不便です。
そのために研磨して仕上げるという意味の「サンディング」をする機械と言うところから
グラインダーと聞き分けやすい「サンダー」という言葉を使うようになり
その作業である「バリ取り作業」のことを「サンダー掛け」と、現在も言われております。


ところで先日マキタの担当が忙しいので代理で定年間近のベテラン営業が代理配達に来て
ディスクグラインダーを10台納品しに来ましたが、その時に
「ジスクグラインダーを持ってきました。」
と言うので、
「やっぱり、マキタの営業マンだね。」
「そうや、日立は”ディスク”やけど、マキタは”ジスク”だからね。」
「それって10年以上前に変わったはずだけど。」
「何!」ちょっと見てくる。・・・・本当だ!知らんかった〜。」
マキタも若い人に合わせてネーミングも変えていったんでしょうね。
でも”震動ドリル”は譲らないですね。
マキタ歴代営業マンは「振動」よりも「震動」の方がパワーがありそうって言っていました。
でも文法的には問題があるような・・・。
それではまた。