PVアクセスランキング にほんブログ村

新:平行に切れないマルノコ

過去に平行に切れないマルノコの話をしましたが、
以前は原因が刃の上のカバーのひずみによるものがほとんどであった。


ところが最近は弱い部分が補強され(日立が弱くなっている)、主流の刃物径が小さくなったこともあり
角度を決める鉄板のひずみによる原因が多くなった。
平行に切れなくなるとエルアングルなどの定規に沿わすと、マルノコが逃げたりマルノコが進まなかったり
あるいは片側の切り口がささくれたりします。確認方法として刃とベースの平行度を調べれは分かりますが、
ここで一つ注意していただきたいことがあります。
平行度が測りやすいように刃を一番出した状態で測ると

このように合っているが、刃を半分くらい引っ込めると

このように平行が合わない現象が起きます。
これは、刃を一番出した状態では深さを決めるねじ部分が、合わない刃のカバーを押し戻そうとする力が
一番働くために、平行ではないのに平行になってしまうからです。
ですから、平行度を調べる場合は必ず、刃を半分ほど引っ込めた状態で確認してください。


最近の多い原因である鉄板はこちら

どうして最近曲がることが多くなったか?
それは写真を見ると気が付くかと思うが、ブロア穴が開いている。
そのために、よりひずみやすくなってしまった。
曲がっているか簡単に確認するにはここを見てください。

写真は正常な場合ですが、ひずむと赤丸部分に隙間が発生します。
メモ用紙が1枚入るくらいでも平行度に影響します。
一度お確かめください。