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エアで釘を速く打つには その2

逆に野地打ちの場合、高圧よりも常圧の方がいつまでも打てると言われます。
未だに高圧と常圧で野地打ちをすると
「常圧にエアを取られる」
と表現される方が多いですが、適切な言い方ではないと思います。
自分的には「常圧はコンプレッサーの圧力が7気圧まで下がっても打てる。」
と、言うべきだと思います。
同様に、ネダレスをN75で連射するときに常圧の方がたくさん打てるはずなんですが、
この件に関しては、あまり触れる方が見えません。
昔ある大工さんが
「ネダレスは絶対に高圧の方が早く打てる。」
と言われた方がおられました。
でも、この場合、
常圧コンプレッサー+常圧釘打機VS高圧コンプレッサー+高圧釘打機
での比較だったようです。
これでは土俵が違います。
高圧釘打機でも常圧釘打機でも1発の釘を打つのに必要な空気量はそれほど変わりません。
問題は打てなくなるときのコンプレッサーの圧力の違いと
もう一つ
10気圧以下の時のコンプレッサーのエアの汲み上げ速度に差が出ます。
高圧釘打機の釘が浮くか浮かないかはコンプレッサーの20〜25気圧の時の汲み具合が頼りです。
それが常圧の場合、7〜9気圧の時の汲み具合になります。
40気圧クラスのコンプレッサーでエアを汲み上げる速さは明らかに低い方が速くなります。
ですから、ネダレスを速く納めるためには常圧釘打機+高圧コンプレッサーが有効となるはずです。
しかし、今時常圧釘打機を使うと・・・。
ましてや建前で応援の方が見ていると・・・。
常圧は重いとかデカいと言われますが、床打ちなら、それほど・・・
と思うのは使わないから言えることかもしれませんが、
頭の隅にでも、入れておいてください。
コンプレッサーを2台ないし3台連結すれば・・・。
は言われなくても分かっていますが、あくまでも同じコンプレッサーの場合の話です。


以上、使わない素人の薀蓄でした。