連日の〜考察〜になります。
今回はMAXから出ました新型コンプレッサーAK-HL1270E(両高圧はHH)になります。
前作の1250E2と何が変わったか?
・低振動
・すべて新型のカプラを使用
それと今回業界初のAIモードが搭載されました。
AIモードとは使用者の使用量の応じて、満タンOFFと再起動圧の設定を変えて、
汲み上げる圧力を必要最低限に留めて、コンプレッサーの寿命を延ばします。
このブログを以前から読まれている方は記憶にあるかもしれません。
1年以上前にこの件で記事に挙げております。
http://d.hatena.ne.jp/toshikane/20140410/1397078223
MAXの本社の方も、このブログを見ておられると伺っておりますので、
この記事が参考になっていれば、幸いでございます。
それでは、どうやって圧力を切り替えているか?
1年以上前の記事では止まっている時間で判断すると記しましたので、実際に実験してみます。
まず、新品のAK-HL1270Eの電源を入れます。
3.2で止まりました。ここからすぐにエアを抜いて、2.9で再起動してまた3.2で止まりました。
さらにもう一度行っても全く変わりません。
と、言うことは方式が違うことになります。
次の仮説として、「再起動から満タンまでの時間で変える」で実験します。
再起動の2.9まで下げて、さらに2.0近くまで下げ、悪戯に満タンになるまでの時間を延ばすために
何度もエアを抜いてみます。何もしない時の10倍くらい時間を掛けたら
4.0で止まりました。
と、言うことは再起動から満タンまでのタイムで圧力を調整していることになります。
そもそもコンプレッサーは高い圧力ほどモーターやシリンダ・ピストンに負担がかかるだけでなく、
汲み上げ時間も高い圧力の方が圧縮比の関係で時間がかかります。
ですから、汲み上げる圧力を必要最低限にすることが寿命・騒音・省電力に即繋がります。
それから、もう一つカタログにも説明書にも表記をしていないことがありました。
それは、販売時の必ず説明する面倒なものがなくなっていました。
これは非常にありがたい変更です。
ここでプチクイズです。
カタログにも説明書にも表記されていない、新型にはないが、旧型にある機能はいったい何でしょう?
すぐに正解が出ると思います。