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小型プレナP100R3修理

今回の修理品です。

送り用のチェンが切れて、スプロケットギヤが破損して、シャフトのキー溝もひずんでいます。

この機種は小型軽量を目的としている機種なので150mm幅以上のものを2mm近く削ると
減速機部分の強度不足により破損しやすいので、無理のかかる作業は気を付けていただきたいものです。
普通はアルミ部分のハウジングが破損するんですが、今回はセーフでした。

今回のハウジング部分はローラーを外さないと外れないので手前ローラーを外してから行います。

これが破損部品と新品の部品。
元通りの戻して完成ですが、

外側の樹脂カバーを止めているねじが2種類あります。
太さもピッチも一緒ですが、銀色のネジはタッピングビスになります。
タッピングビスはネジを切る能力のあるネジのことです。

よく見るとネジの外周の外径がわずかに太い部分が捻じれています。
タッピングビスはネジを切っていないところに入れるとネジを作ってそのまま締めるために
本体の製造工程で、ネジを切る手間が減り、コストの削減になりますが、
修理の時は、少しでもタッピングビスを斜めにしたり、ネジがあっていないのを強引に締めると
雌ねじも雄ねじもダメになることがありますので、ご注意願います。