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ピンネイラのドライバは消耗品

先日もピンネイラのピンが出ないとのことで持ちこまれたピンネイラですが、
先端を開けてみると

やっぱりドライバ先端が欠けています。
「どうしてこんなにすぐ壊れるの?」
と毎回、お叱りを受けておりますが、これはピンの宿命でして、
軟鉄製のフィニッシュと違いピンはコンクリート釘と同じ硬鋼線でできております。
ピンがもし軟鉄だったら曲がってしまい使い物になりません。
問題はそれを打ちこむドライバはピンの先端を同じ大きさであります。
大きくすれば持つんですが、そうするとピンがめり込んだ時にピンの回りにドライバの凹み傷ができてしまいます。
ドライバを硬くすれば、欠けやすくなり、欠けにくいように粘り強くすると摩耗しやすくなります。
ですから現状が精いっぱいで、ドライバそのものを消耗品として考えるしかございません。


でも仕事中にトラブって仕事ができないのも困ります。
そのためにも、かたさん様のようにピンのドライバの予備を在庫で持つことをお勧めしますが
持ち合わせがない時の手段として、先端を削る方法があります。
大きく欠けた時はあきらめてください。
先端が摩耗して空打ちやピンが時々浮いてしまう現象の時は先端が斜めに摩耗しています。

そのような時はピストンを抜いて、下図のように削ってください。

多少浮き気味になりますが、調整できる範囲です。
2度目はできませんので、仕事が一段落したら新品と交換してください。