長い間、オール刻みの直営大工さん専属だった40代後半の職人Rさん（見た目は30代ですが）が、
ストレスが溜まりすぎて、手間請けの兄弟子のところに移籍されました。
口数の少なく、大変良く動かれる方だったんですが、
最近親方が代替わりして、新しい親方の小言の連発がストレスの原因が、移籍されたようです。
若親方の方が若いんですが、おとなしい職人さんには、思ったことが言いやすいようで、これが問題のようである。
当然、この職人Rさんは手間請けになったので、たくさんの道具をお買いくださいました。
先日この職人さんが来店された時、ＭＡＸの新型のコンプレッサーを見て
「コンプレッサーの口を全部高圧に替えれる？」
「できないことはないですが・・・。」
「コンプレッサーを買う時に全部高圧のタイプがあるなんて知らなかったもんで・・・。」
「それは申し訳ございません。でも常圧の機械がたくさんありますよね〜。ひょっとして、外野でうるさい方がたくさん見えるんですか？」
「いや、一人だけ。」
やっぱりそうでした。思ったことが言いやすいタイプなんですね。
「さっき、昔一緒に働いていたＭ大工さん（Ｉ工務店で一番手早い方です）が見えていましたが、あの方は未だに常圧専門ですよ。」
「うそだー！周りの大工さん何とも言わないのかな？」
「あの人は”自分は自分、人は人”と言うタイプですから、周りは何を言われても相手にしないと知っているから何にも言いませんよ。Rさんは少々嫌なことを言われても受け入れる能力があるから言いたいことを言われるんです。それだけ心が強いんですよ。」
逆に否定されるとキレたり、聞き入れずに反発する方もおられます。
そんな方は相手が傷ついていても気が付かないことが多いので、言いすぎてしまいます。
いじめと同じで、お互いが改善しないといけませんが、いじめられる側が争い事を起こして嫌なことになるよりも
そのまま受け入れたほうが楽なので、そのまま流してしまうことが多いようです。
どちらの側の方も改善できるところは改善してほしいですね。
これって自己反省です。
個人的な戯言にお付き合いくださりありがとうございました。
