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期待のルーキー

昔は毎年、今の時期になると大工さんの見習いが来るからって親方が道具を揃えに来てくれるが
最近はからっきし縁がない。
そんな折、一昨日若い三代目の大工さんから電話が
「この前、話していた若い衆を連れてくるんで、明日の5時半ごろ居る?」
「明日の予定は分かりませんが、5時半に見えるならお待ちしております。」
この若い衆は4月から見習いに入ってくる子である。
噂で、どこの子か聞いていたんですが、その子のお父さんはバリバリのブロガーなんで、
早速、ブログチェックして予備知識を得る。
今月、高卒で・・・ウチの娘と同じだ。三男なんで親方も気楽だろう。
当日の5時半より少し前には店頭待機しないといけないので5時過ぎには帰社するが、
すでに来店されていた。
希望の打ち刃物のうち、処分品&廃盤品で賄えるものを予め用意してあったので、それを渡して
充電のインパクトとマルノコは必須である。
昔は見習いは3月20日くらいから来ていたが4月から見習いと言うのは少し甘いような気もするが、
ウチの上の娘も4月頭から入社だから、これが今の普通だろうか?
でも、大工の家系ではないのに大工さんになるのは?と思ったので、
初対面から図々しく伺ってみた。
「どうして大工さんになろうと思ったんですか?」
「中学の時から大工さんに憧れて、その気持ちが切れなかった。」
とのこと。
日本中の大工さんが聞いたら涙を流して喜んでいる方も数%おられるでしょうか?
いやいや現実はそんなに甘いものじゃない!とお叱りを頂くか?
でも、大工職は好きでないと続かない仕事と言われます。
昔から”好きこそものの上手なれ”
将来に向けて希少な人材。
幸い、今回の親方も今年から代替わりして、親方としても1年生、棟梁としても1年生。
でも、手刻み&無垢材ばかりの直請け仕事専門のところですから、
覚えてもらうことが山ほどあります。
今回の1年生には一人でも多くの未来のお施主様を笑顔に変えてほしいと願っております。