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反動防止装置について

昨日の説明では、理解しづらいと思いますので、もう少し図解いたします。
充電式のピンネイラで綺麗に打つためには反発防止装置が必要なんですが
どうして必要か?
従来の日立やマキタの場合、ピンを打った反動で本体が浮きますが、それを使う使用者は
無意識のうちに本体が浮かないようにするためドライバ方向ではなく
やや前よりに押し込みながら使用します。
この状態で本体が打ちこみ直後に浮いて、その間に機械がわずかに前に移動し
ドライバが飛び出たまま、人が2度目の押し込みでドライバ痕を付けてしまいます。

「こんなことはしていない。」
と言われそうですが、ほんの一瞬で、使用者には、ほとんど分からないくらいです。
対策は、手首が疲れますが、確実に真下に押すか、全く押さないか(釘が浮きます)になります。


MAXは当初からこの件の対策に反発防止装置が付いています。

※ウエイトの位置が未確認ですが、ドライバに固定されているかもしれません。
これはショックレスハンマーの原理です。
ショックレスハンマーはハンマー内部に入っている鉄球がウエイトの代わりになり
叩いた後もハンマーが浮かないようになっています。
しかし、この方式はMAXのPAT(実用新案)により、他社は真似ができません。
日立はハンマードリルに使われている反動吸収装置を応用したものと思われます。

構造的にMAXよりも大げさになってしまったのかもしれません。
パワーが若干弱く、本体重量が重いのはこれが原因かもしれません。