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先週の解答(これは何でしょう)

早速ですが、先週の解答です。
先週は普通のクイズとしては過去最高のコメント数だったと思います。
たくさんのコメント回答を頂きまして誠にありがとうございます。

これはいったい何だったんでしょうか?
これってどう見ても溝切ですよね。
でも、商品名が明らかに違います。

ちゃんと「小穴カッター」と書いてあります。
モデルはGA10。
GAはミゾキリの意味で10は能力が10mm。
溝切の10mmまでの専用機だから名称を小穴カッターにしたものと思われます。
マルノコタイプの溝切が小穴カッターと言う先入観があるとこの問題は正解に至りません。
機械本体が小さいから小穴カッターでは日本語的におかしいと思います。
あくまでも小穴を突くカッターだから小穴カッターなんでしょう。
マルノコタイプの溝切である小穴カッターはこの後継機のG−15A。
当時のマルノコPS7Bのモーターにカッターを付けられるようにしたモデルで
刃幅は最高15mmでブレーキは付いていません。
当時はブレーキ付の出始めで、ブレーキはすぐ壊れるし高いからという理由で
ブレーキなしの方が売れていました。今では考えられないと思います。
刃の振れる(正確には触れるのではなく回転軸を傾斜して回します)アジャストカッターは
この後に発売され、2Pカッター4Pカッターは消えていきました。


話は逸れましたが、小穴カッターと言う以上、小さくて軽くないと意味がありません。
まず重量を計ります。4.9kgでした。
現在の小穴カッターよりは重いですが、普通の溝切よりは、かなり軽い。
現在の造作溝切とほぼ同じ重量です。
造作溝切は刃幅が47mmまで付けますが、反面刃物径が85mmのため
刃物径120mmの小穴カッターの刃物は一切使えませんが
今回のGA10は120mm径が使えます。


次に大きさ。


ベースも小さいですが、刃口が超おちょぼ口
これならコバ突きでも木口の落ち込みがありません。
明日に続く。