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カーボンが悪い

電動工具のモーターが回転したりしなかったり、
モーターの火花が大きかったり
モーターを叩くと回ったり
このような時に「どこが悪い?」「何でだ?」
などと質問されると決まって
「カーボン(ブラシ)が悪い。」
と、答えますが、この解釈に毎回微妙な食い違いが発生しております。
正確にはカーボンブラシを含むその周辺の異常」と言うべきでしょうが、
もし、そのように回答すると「はぁ〜?」と言われてしまいます。
だから「カーボンが悪い」と言うと
「見たけどまだ減っていない。」とか「変えても動かん。」とか。
最近は昔のようにモーターに長時間負荷のかかる作業がなくなり、
カーボンブラシ不良以外の周辺不良が少なくありません。
・ブラシホルダ(外側真鍮部分)とカーボンブラシの癒着
カーボンブラシとアマチュア(モーター回転部分)の間にゴミ
・ブラシホルダの変形(熱くなると熱膨張するが、外周の絶縁部分が膨張しないために穴が小さくなる)


それとカーボンブラシの長さがあっても下記の場合、交換が必要です。
・銅線切れ、または抜け
・スプリング切れ、または焼き戻しによる縮み
・カーボン部分の側面摩耗


さらに禁止事項として
カーボンブラシの木口削り(アマチュアとの接触面積が小さくなるため、回転不良を起こします)


以上、ご参考願います。