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月曜日の納品

先週に組んだ月曜日の予定は午前中に岐阜県に中古超仕上鉋を引き取り、
午後から納品予定でした。
しかし、2日前の土曜日に手が空いており、引き取り先も営業していましたので
引取を前倒し岐阜県まで伺いました。
本来なら配達&設置&試運転をお願いすべきですが、納品に付きあうことは通例なので
だったら高額な納品代(自分の日当よりも高額です)を稼ぐために引き取ります。


店に戻ると、修理依頼が
「手押し(鉋)が重くて動かないので月曜日の朝イチに直して。」
超仕上引き取りの前倒しは正解であった。


月曜日、予定通り手押しの現場に伺う。
ベアリングが悪いものと推理して分解する。
少しバラしたところ、下にレバーハンドルが?
よく見ると手押し軸のブレーキが掛かりっぱなし。
結局、これだけ。
ついでに刃調整を確認すると3枚刃の一枚だけ高い?
再調整しようと思ったらネジの締めつけが不十分。おそらく締め忘れと思われます。
危険極まりないですが穴の開いていないジョインター刃は一見不気味ですが、
刃の入っている溝がアリになっているので、遠心力で刃物が飛び出すと締まるようになっているので
刃が飛ぶケースは少ない。が、可能性はゼロではない。


帰りに集金2件よって帰社。

午後からの納品に超仕上げを積み込む。


昼食後、納品に向かうが、納品の3点セットのジャッキ&転がす鉄パイプ&バールを忘れたことに気が付く。
何とかなるだろうと信じて現地に行くが、リフトがあっても途中から使えないことが確定したため
片道15分かけて戻る。
再度、納品に取り組み、設置して配線して試運転しながら使い方を説明する。
この機種はフルオートタイプのため、慣れない人にはちょっと使いづらいが慣れると便利な機種である。

この機種はシンクスの3X-360.
この機械には昇降スイッチも昇降ペタルもない。
追従モードと言って自動的に厚みを感知する機能がある。
通称”ナマズ”と呼ばれるような厚みが先頭と後尾で厚みが少々違っても自動的に厚みを拾って
常に適切な加圧で削ることができる機能がある。
材料投入時、送り機が低すぎる時は材料が材圧感知板にぶつかるために送り機が上がる。
材料が通過できるところまで上がると第一感知板を踏み再度厚みを確認してベストの加圧を掛け
第二感知板を踏むと送りベルトが送材を始める。
だから使う人は材料を突っ込むだけ。


一通り説明して正常に使えることを確認して帰る。


帰社後、納品先から電話が
「今使おうと思ったら送り機が降りてこない。」
「それでは戻ります。」
昼から3回目であるが再度伺う。
確かにおかしい。
順に追っていくと追従機構がロックしている。
岐阜に電話して事情を話すと
「悪い部品は分かったから、部品を調達してこちらで直します。とりあえず追従なしモードで使ってください。」
追従なしなら使えるので、事情を話して、本日は終了!