PVアクセスランキング にほんブログ村

たまには使う「モノが良い」

ある営業マンは売りたい商品のことを「モノが良い」と言います。
この場合は、詳細が説明できないために使ってしまう言葉と思われます。
私もたまには「モノが良い」という言葉を使うことがありますが
その場合は、詳細な説明をすると長くなりすぎたり、相手に嫌がられる場合”さわり”として使います。
私の売りたい商品は、いつの時もユーザー様が「買ってよかった」と思えるものになります。


商品についている能書きで
「最高級」「高耐久」「高精度」「長寿命」「18V対応」
すべて何も書かないと寂しいので、イラスト文字と思って流してください。
本来は複数のものを比較するときに使います。
ですから単独商品の表示としては適切と思えません。


ユーザー様が自発的に出る「調子が良い」
これを商品が調子が良いと早合点しない方が良いと思います。
本当に良い場合もありますが、そうではない場合も結構多いと思います。
「これは切れる」も同意語になりますが、
これは使用者の目的に合っているから「調子が良い」のであって
別の使用者が別の目的で使うと「調子が良い」とは限りません。
例えば、近年はやりの通称”きんたま”こと切断砥石「金の卵」
人によっては「調子が良い」「これは切れる」と言われますが、
金の卵が切れるのは、厚い鉄板や太い鉄棒を切る際、従来の厚い切断砥石では切断抵抗が大きすぎてなかなか切れなかったものが
砥石を薄くすることにより、切断抵抗を半分くらいにできるために早く軽く切れるようになった。
半面、トタンや軽天材を切ると切断砥石の切断面の砥粒を激しく斫(はつ)ってしまうために
切れるよりも砥石の摩耗の方が激しくなって仕事になりません。
営業トークではないユーザー意見は信用がおけますが、解釈の違いにもお気を付け願います。