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突然の直角二面組立依頼その3

送りローラーはインバーター(周波数変換回路)からの電力で動いているため
インバーター不良の可能性が高い。

ここでKさんに質問。
「この直角二面を頂くときに、ちゃんと使えるか確認しました?」
「使えるって言ってた。」
「でも、このインバーターは30年以上前のもので、ほとんど10〜20年くらいで皆さん交換しているから、故障していない方が不思議ですが。」
「直るの?」
「部品を今のインバーターに乗せ換えれば使えるけど下平から取ると8万円くらいかな?」
「・・・・・。」
「社外品のインバーターだともう少し安いと思うんですが。」
「・・・・・。」
本業があまり儲かってないのか?予算を掛けたくない模様。
こうなったら裏技。
「たっだら、インバーター外してみますか?」
「それで使えるの?」
インバーターは周波数を0Hzから100Hzくらいに変換する装置だから、外して直結すれば60Hzの固定スピードで動くはずです。」
「やって!」
それでは蓋を開けて

箱ごと取り外すのは面倒なので、入力線と出力線を直結します。

それでは緊張の試運転。
「ウイ〜〜〜〜〜〜〜〜〜。」
「いいじゃん!これくらいの速度なら問題ないよ。」
「芯割の柱だけは削りきれなくて手前に逃げるから、それだけ気を付けてください。」
と言うことで今回は部品代0円で終わったに思えたが、ここで一つ問題が。
インバーター回路に機械が命令しているため、元電源が入っている間中、ローラーが回りっぱなし。
Kさんは「これは困るな〜」
ここで、また裏技。
操作パネルの上に遊んでいたブレーカーを操作パネルの側面に固定して

インバーターの入力線に繋ぐ。

これぞ即席送りスイッチ。
これで一件落着!