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先週の解答(芯を外すもう一つの理由)

次の展示会まであと2週間となりました。
次の日曜日が最後の休日のため、余裕をもって、昨日息子と一緒に展示会の買い出しに行ってきました。
缶コーヒー・ジュース・お菓子などを買って店に戻るとカップラーメンを買うのを忘れて、再度買い出し。
他に忘れ物があるかもしれませんが、余裕を持ってありますから、何とかなるでしょう。


それでは先週の解答になります。
先週の問題は、ステン羽根定規の製作にあたり

ステン羽根定規の芯をズラす本音の理由とは、いったい何でしょう?
でした。
今回は島の大工さまの
「芯に付けてます」と唄えば必ずド芯でないと嘘になってしまうので逃げ道としてズラしている。
と言うのがズバリ正解でした。
どちらから差しても左右対称とした方が良いのかもしれませんが、その場合寸分の狂いもなく
ど真ん中に付けなければいけません。
溶接するため直角に溶接することを優先するため芯に合わせることは、厳しくなります。
でも、現実は大半の作業は左差しですから
左差しの手前が長い方が使いやすいはずです。


過去に純和風住宅の建前後の現場である棟梁が、
「隅木をむくらす(反らす)のは見た目の問題じゃなくて、真っすぐにすると重みで垂れて、見っともないけど、始めから反らしてあれば、垂れても分からないだろ。」
大工さんの仕事は生きている木を使いますから建具屋さんのように正確に作るのではなく、
付けるところは付ける。逃げるところは逃げる仕事をしないと収まらないと言われます。
ステン羽根定規も溶接する際に微妙にズレたり動いたりします。
多少の見た目に難がありますが、ご了承願います。
逆に、この部分があるから他社がまねしないのかもしれません。