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先週の解答(マキタの45度同位置切断)その1

今回は、大変お待たせいたしましたと言うべきでしょうか?
多くの方が興味を持っていただいた問題だったようです。


実は、先日スライドマルノコを購入していただいた方が
「日立のC7RSHCで45度同寸にならない」
と言うことで、切断方法に問題があるのではないかとお話しさせていただきました。
どんな内容かは、後回しにして、先週の解説をいたします。


マキタのLS0713FLは構造的に軸傾斜回転芯を微妙に上げてあるように見受けられますが、

実際に切ってみると合いません。

どこに問題があるか、推測してみました。
日立と違う部分と言えば、2段スライドになりますが、
上側のスライドは日立と同じですが、下のスライドが余分にあります。
以前も説明しましたが
「2段スライドだから高精度」と言うのは真っ赤なウソ。(マキタさんごめんなさい)
これは、日立のスライド方式が実用新案のために真似ができないのを回避したもの。
スライド部分にはボールブッシュと呼ばれるボールベアリングが入っています。
ボールベアリングがスムーズに動くためには、僅かですが、適度な遊びが必要になります。
特に遊びが出る部分が切断箇所から遠ければ遠いほど、刃先の遊びが大きくなります。
そのためマキタのスライドマルノコは日立よりも左右の遊びが倍以上動きやすくなっています。



続く