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SOS

先々月から手配中だったパネルソーのブレーキモートルが入荷した。
誤魔化しで使えるようにしたんですが、ちょうど1週間前に使えなくなって
首を長くしてお待ちなので早速取り替えに伺いました。



問題のブレーキモートル。
手前が新品で奥が故障したもの。
ブレーキモートルは通常はディスクブレーキが効いており、
回転が始まるとブレーキパッドを電磁石で吸い寄せてブレーキを開放するモーターである。
故障品はブレーキの効きが甘く、オーバーランをしてチェンを引きちぎるくらいの力が掛かり
チェンが切れずにスプロケットに台座が破損した。
破損した台座を溶接すること4回目で最後にしたい。
ボルト穴は手前は見えるが奥の2本は減速機の間に挟まれて指2本入るのがやっと。
もちろん指を入れるとボルトも穴も見えない。
2本でつまんだボルト先の感覚だけで挿入する。
苦労するも何とか装着完了。


今度は破損したスプロケットを取り付けてチェンを掛ける。

チェンの絡みを解くために減速機のプーリーを回していくと
何かおかしい?
減速機のプーリーを回すと少しづつスプロケットが回るはずなのに減速機の主軸が空転しているような感じ。
中途半端な位置で止まっているマルノコフレームを上げる方向に回していくと空転ではなく
減速機の主軸が逆に回り出してマルノコフレームが下がってきて
左肩で担いでしまった。
担いだ部分が正確にはフレームではなく刃物のモーター架台で刃物がジャンピング式のため
肩で上げてもモーターだけが斜めに上がってそれ以上上がらないし、
力を抜くとフレームがますます下がって、下敷きになってしまう。
とにかく態勢を変えて何とか危険な状態を回避しなければいけない。
場所はパネルソーの機械の中で手を伸ばす範囲にはつっかえ棒になるようなものはない。
こんな時は最後の手段。
お客様に電話する。
実は先ほど現場に出かけられたが、事情が事情だけに何とかしていただけるはずである。
ところが、それ以前の問題で、この時しゃがんだ状態で左肩と左手でフレームを後ろ向きに担いでいる。
携帯電話は左の腰横のポケットに入っている。
どうやっても右手で携帯が取れない。
続く