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悪いことは続く

減速機の主軸を直さないことには何ともならないので、まず8mmのピンを新品にするため
近くの機械工具商に電話すると在庫があるとのこと。
現地から車で1分くらいのところであるが、長さが微妙なので8x15mmと8x20mmを1本づつ購入。
金額は2つ合わせても数十円なので、使わなければ鉄くず行き。
すぐに戻って、まず、テーパー軸の傷をきれいに削り取らないとうまく収まらないので
軸の傷を平ヤスリできれいに削り、スプロケットのテーパー穴を丸ヤスリできれいに削り
そのまま穴に奥までズボっと挿入すると抜けなくなる感覚を確認してからピンの加工をする。
軸に残っているピンは抜けそうもないので90度位置を変えて8mmの鉄工ドリルで穴を開ける。
深すぎると主軸が弱くなるし、浅いと穴が負けてしまうので、勘で決める。
適当に「これくらいかな?」と思うところで8x15mmを入れると微妙にピンが長すぎてスプロケットが入らないので
もう少し穴を深めに開けて、再度スプロケットを入れると今度はバッチリ。
チェンと各スプロケットを元通りに納めて、チェンの張りチェンを確認して、昇降を手動で試運転。
(上へ・・・・・・・)
(下へ・・・・・・・)
(上へ・・・・・・・)
(下へ・・・・・・・)
とりあえず異常はなさそうなので、今度はコンプレッサーも掛けて通常運転をさせる。
「スイッチON!」
ウイ〜〜〜ン
ブ〜〜〜〜ン
ガチャ
フイ〜〜〜〜ン
バキッ!
あれ!まずい!
コードを束ねた樹脂カバーがオイルタンクを飛ばしてしまった。

透明カバーが割れている。
どうしてこうなったか考える。
そこに先ほど助けていただいた息子さんがやってきて、一緒に考えていただく。
ムカデ型の樹脂カバーがパネル裏のCチャンに当たったことが原因のようであるが
通常ならCチャンに当たらないはずだから・・・。
よく見るとムカデ型の端が固定してあるフラットバーが傾いているために蛇行したようなので、

フラットバーを水平に直して再度試運転すると、今度は異常がなさそうである。
ただ、息子さんが
「一番下に降りたときにドスンと音がする。」
原因は、交換したブレーキモーターのブレーキ方式が少し変わったため、停止までのタイムラグが大きいからのようである。
このタイムラグが変えられないので、下限リミットを上げれば良いのであるが
実はこの下限リミットの調整が、この時一番上になっているためこれ以上は上げられない。
対策はスイッチを固定してある鉄板を伸ばすことである。
〇〇なら擦れば伸びるが、これは擦っても伸びないので店に戻って溶接加工する。
オイルタンクもシリコンで固めて使えるようにするとのことでこの日は終了。


イメージを忘れないように店に戻って鉄板加工しオイルタンクもオイルをきれいにふき取って脱脂し
シリコンで固めて、翌日まで待つ。


次の朝、オイルタンクを取り付け、リミットスイッチを3㎝ほど上げて、一番下に降りた時の音がないことを確認し
社長と息子さんにOKをいただいた。


でも、このパネルソーは元の会社が倒産して、致命的な部品が故障したときは何ともならない可能性もあるため
社長が「やっぱり、同クラスの程度の良い中古探して。」
まだ、ご返事は頂いておりませんが、即日見積入れておきました。


本日の教訓
蒔かぬ種は生えぬ。水をやらねば枯れる。
すべきことをしたうえで「果報は寝て待て」